こんにちは!iTeen茨木太田校です。
まだ5月ですが、梅雨入りが発表されました。
例年より約20日も早く、統計史上最も早いそうです。
しばらくじめじめした天気が続きそうですが、ぜひおうちでもできるプログラミングに取り組んでみましょう!
プログラミング言語紹介、今回は『C言語(しーげんご)』です。
C言語は歴史が深いので、3回くらいに分けてご紹介したいと思います。
【ひとことで言うと】
【できること】
【こんな方にオススメ】
この3つで順番に記載します。
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【ひとことで言うと】
前回までの『HTML+CSS』『JavaScript』『Python』は比較的新しい言語です。
一方、今回の『C言語』は1972年に登場しました。
代表的な言語の中でもかなり古い部類の、基礎的な言語です。
※基礎的=いろいろな言語の土台となっているという意味で、簡単というわけではないです!
古いゆえのメリット、デメリットが多く存在します。
今回はC言語の基本性質をお話しして、次回、次々回でその発展形の言語である『C++』や『C#』等についてもご紹介出来ればと思います。
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【できること】
C言語に出来ることは非常に幅広く、ハードウェアの処理からソフトウェアの開発まで、大抵のことは全部出来ます。
この『なんでも出来ること』がC言語を使うメリットであり、
自由度が高くメンテナンスもしやすい、しかも拡張性もあるので、
古い言語の中で最も有名で広く使われていると言えます。
パソコンやスマートフォンを動かしている一番基本のソフトである、OS(オペレーティングシステム)もC言語で作ることが出来ます。
C言語が古い部類の言語とは言え、もっと古い言語もあります。
ただ、それらの言語は理解が難しく出来ることも限られているので、C言語が広く使われます。
一方デメリットとしては大きく3つあります。
①最近の言語に比べると難易度が高い
②基礎言語なのでコードが長くなってしまう
学習難易度については、できることが多い分様々な知識が必要になること、目的別に洗練されていないこと等が要因ですね。
③自分で書いたコードを機械が理解可能な形式に直す作業(コンパイル)が必要
プログラムを作って実行したいと思ったら、コンパイルの段階でエラーが多発して挫折した(機械はエラーの理由をあまり教えてくれないので大変!)方も多いのはないでしょうか。
ただ、コンパイル方式にも、ひとたび完成すれば処理が速いというメリットもあります。
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【こんな方にオススメ】
プログラミング言語の基礎として一から勉強したい方向けです。
C言語を学ぶことはプログラムの歴史を学ぶことにもなります。今の新しい言語がなぜ生まれ、どういう部分が変化したのか知ることも興味深いと思います。
また古い言語ゆえ、学習用の教本やサイトも多くありますし、他の派生言語も習得しやすくなります。
そういった理由から、昔から大学の授業で学ぶプログラミング言語の代表でもあります。
最近では、理系の情報系の学生さんは前回の「Python」のような新しい言語を中心に学ぶことも多いですが、歴史の勉強だと思って是非C言語も学んでみて下さい。
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今日のまとめです。
『C言語』という言語は・・・
【ひとことで言うと】
C言語:代表的な言語の中でもかなり古い部類の、基礎的な言語
【できること】
大抵のこと全部!
【こんな方にオススメ】
難易度は高くても時間をかけて習得する前提で、プログラミング言語の基礎を一から勉強したい方
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ちなみに『C言語』の名称の由来は、「『B言語』の後継だから」です。単純明快!
じゃあその前は『A言語』?と思いきや、B言語は『BCPL』という元になった言語の頭文字をとっているそうです。
さらに、C言語の続きは『D言語』?これはあります!
ただ、開発期間が長すぎてメジャーになり切れていないようです。
マスコットキャラクターの方が有名だったりするらしいです。
ぜひ『D言語くん』で調べてみてください。