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【小中高新指導要領】プログラミング教育の現状と課題
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こんにちは!iTeen茨木太田校です。


先日、高校で扱われる『情報Ⅰ』の教科書に関する内容を掲載いたしました。

『情報Ⅰ』教科書、その中身は?

もう少し詳細に、小・中・高それぞれのプログラミング教育の現状と課題をお伝えできればと思います。


学習塾の方で大変お世話になっている方のメルマガを参考にさせていただきました。

科目化するということで、そちらからの関心も高まっていますね!


【前提】

新学習指導要領の実施において、情報科は特に大きな変化が起こっています。


小中高のみならず大学、社会人にかけて、体系的に情報系のスキルを育成する方針を文科省は打ち出しています。

このあたりの未来に向けた必要性に関しては、以前簡単にまとめました。

プログラミング教育の必要性


【小学校】

『プログラミング的思考(≒論理的思考)』『コンピュータを活用する態度』の育成を目的に、2020年からすでにプログラミングがすでに必修化されています。


ただし、『プログラミング』という授業があるわけではありません。

算数や理科の授業の中で一部プログラミングを用いる等で、上記の思考や態度の育成と、科目の理解がより深まることも期待されています。具体的な取り組みは各学校に委ねられている現状です。


【中学校】

指導要領では技術分野でプログラミングを扱うことが盛り込まれています。このあたりからよりはっきりと、学校ごとで生徒の習熟度に差が出てくるでしょう。


上記の通り、小学校ですでにプログラミングを学んでいる前提でのスタートになります。

しかし小学校ごとで取り組みが異なり、そこにどう合わせていくかというという『接続』の問題がまずあります。


加えて、中学校ではその発展として、ネットワークを利用した双方向性のコンテンツ作成など、一見かなりレベルの高い内容も含まれてきます。

ここで『専任の先生が足りていない』という問題が出てきます。


【高校】

中学校での問題が加速します。


以前は『社会と情報』『情報の科学(こちらでプログラミングなど専門的な内容を学習)』いずれかを選択する形でした。

しかし情報科専任の先生を配置することが難しかったため、多くの学校で前者が選択されてきた事情があります。


これが2022年度以降『情報Ⅰ』に統合・必修化され、『専任の先生が足りていない』まま大学入試共通テストが導入されます。


中学校の時点では、『接続』の問題も含め学校ごとの取り組みが異なっても、すぐさま高校進学に影響はありません。

しかし、高校では土台も内容も学校ごとで異なったまま行われた先に、大学入試という共通目標に向けては一定の知識・技能を身につけておく必要があります。


冒頭の通り記事の参考にさせていただいた先生は、大学入試で圧倒的な実績を持つ学習塾を運営されているので、特に(中学からの流れを受けての)高校生に関して非常に詳しく分析されていました。



なんだか危機を煽るような書き方になってしまいましたが、対処していかなければいかないことは事実ですし、これを乗り越えた子どもたちが我々の想像を超える未来を創っていくことが楽しみです。

我々プログラミング教室の役割はより大きくなっていくと思います。特に中高生に対しては、科目としての内容も把握しながら、学習塾により近づけたようなコンテンツも準備していく必要がありそうです。


何より子どもたち自身が楽しく自信をもって学べる環境を提供していきたいと思います!

学校教育が数年でこのような状況を変えられるかは未知数です。今プログラミングをすでに学んでくれている子どもたちが、学校の先生や友達を助けてあげられるような力をつけてくれたら素敵ですね。





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