こんにちは!iTeen茨木太田校です。
本日は、society 5.0と並んで重要な情報教育におけるキーワード、『GIGAスクール構想』について説明します。
学校教育において、『一人一台の端末』『高速大容量ネットワーク』の整備が行われます。これらについては、聞かれたり把握されている方も多いでしょう。
ただし上記はあくまで、必要なハード面の整備であり、
それらを用いて何を目指しているのか、子どもたちにどんな影響があるのか、ということが重要であると思います。
ところで『GIGAスクール構想』の『GIGA』って、何のことかご存じでしょうか?
『ギガバイト』等で用いられるデータ容量の単位とみせかけて(かけてはいるでしょうが)、実は別の言葉の略称です。
『Global and Innovation Gateway for All』
直訳すると、『全員に対する、世界的で革新的な門』という感じでしょうか。
この語句一つ一つに意味が込められているはずなので、文科省の資料も参照しながら当てはめると、下記のような内容です。
「全員に対する門」
ICT機器を活用することで、多様な子どもたちそれぞれに対し、公正に最適化された学びが実現します。
一人ひとりの端末で反応や学習進捗を把握し、情報を共有しながら、個別の学習ニーズに応じた学習が可能となります。
「世界的」
学校の授業におけるデジタル機器の使用時間について、
現在日本はOECD(世界経済開発機構)加盟37か国中最下位に甘んじています。
これまでの日本の教育実践とICT活用を掛け合わせることで、教育を国際水準へ引き上げます。
ちなみに新学習指導要領では、英語も非常にフォーカスされています。
たとえば中学では、単語量がざっくり倍増するような、これまでになく大幅な教科書内容の変更がありました。
「革新的」
society 5.0に向け、最先端の教育を目指す技術革新であることはもちろん、
授業準備や成績処理等がデジタル化することで負担減となり、教員の働き方改革にもつながります。
以上が大まかな、GIGAスクール構想が目指す姿です。
そして今、コロナの影響を受け、
オンライン学習環境の整備等を目的として機器の配布が前倒しで実行されました。
GIGAスクール構想そのものが前倒しになったわけではないのが要注意で、
すなわち学校や教員の準備も十分でないまま機器が手元にわたり、活用方法を模索している状況が起こっています。
学校間格差や生徒間格差が起こらないよう、プログラミング教室も教育の一助を担いたいと考えています。