こんにちは。
あまりの暑さで、夏休みなのに公園など人がまったくいませんね…。
外での遊びなど朝晩になんとかできるかどうか、運動不足にも気を付けたいところです
さて、先日文科省が子どもの学力に関する調査結果を発表しました。https://www.mext.go.jp/content/20250731-mxt_chousa02-000044035-05.pdf
発表後は学力が大きく低下したとして一部ニュースで話題になっていましたね。
文科省からは要因は「明確に示せない」と出ていますが、何か関係者からの回答というような形でニュースにはもっともらしい話がちらほら。
ただ、現場の学校の先生方と話しても、それは違うかなぁと考えられるものも…。
「相関関係が見られた」との話題も、そもそもどちらが先かなど、よく情報を精査しないといけないように感じる報道もありました。
※授業でタブレット等をよく利用する児童・生徒のほうがスコアが高いなどは、決して「スコアが高いのはタブレットをよく利用するからだ」とは言っていないなど、因果関係でミスリードになりそうなものがいくつかありました。今回出された結果をよく見ると、個人的には気になるところは次の内容でしょうか。
◆学校外での勉強時間が長いほどスコアは高い。見事に時間と平均スコアの分布が一緒。
◆テレビゲーム使用時間が長いほどスコアは低い。ただし、算数・数学に関しては全くしない子と1時間分より少ない子の差は少ないもしくは逆転している。
◆スマートフォンの使用時間が一定程度超えるとスコアは低下。ただし、スマートフォンを持っていない子より、持っているが普段使わないや1時間より少ない層のほうがスコアは高い。
◆保護者のゲーム・SNS・動画視聴での使用時間が長いと子どもの使用時間も長い。反対にルールや時間を設けて守っていると子どもの使用時間が短くなっている。
抽出対象の母集団が異なるためこれだけではわかりませんが、ゲームやスマートフォンを完全悪とするのはまた違うように感じる結果に見えます。
0か100かで良い悪いというより、保護者も含めて適度な使用にすることが必要なのかなと感じます。
それこそITリテラシーも含めて、家族として向き合うことが今後求められるのかもしれません。
小学校・中学校でタブレットが全員配布なので、より重要性が高まっているのでしょう。
良い道具も使い方次第なのは昔から同じ。
子を持つ親としても、我が子たちの前でどうあるべきかはすごく考えさせられました結果でした。
一方で、選択式より記述式のスコア低下が大きいなど、国語に関する力、読解力に関する不安は現場でも数年前からありました。
子どもたちの学習環境を整えると同時に、学びの土台となる力を育むことがまず大切だと思っています。
ルールや節度、学習の基礎となる読み解く力、このあたりを教室でも育めるように今後も取り組んでいきます!