昨日の中央教育審議会(以下中教審)で協議されたことが今後注目を浴びそうでしたので、こちらで速報として取り上げます。
以前から私が小学校教育現場にいる中で感じていた昨今の「情報教育」の問題として、例えば
・担任や学校、地域間での授業格差が非常に激しいこと
・系統的学習がなされておらず、特に小中高で断絶していること(苦労するのは子どもたち…)
・適切な活用力が身についていかないこと
・身を守るリテラシー教育が追いついていないこと
などがあります。
※プログラミングも小中高で必修になっていますが、この「情報教育」の中に含まれています。
今回、中教審での議論では有識者の現状認識も似ているようでした。(※下記教育新聞参照)
これらの問題解決のために2030年実施分から「情報教育」が拡充される可能性が出てきました。
正直なところ、この方針が定まったからといって問題が解決するかどうかは未知数です。
(場合によっては、むしろ格差が広がる可能性もあるかと…)
ただ現場や個人の思いとは別に、AI技術など技術革新が日々進む現在、次の学習指導要領で小学校からよりしっかり情報教育の時間が確保され、中学校や高校でも系統立ててしっかり教育が進むことは、可能性として高いのではないでしょうか。
今後の動きにも注目です。
【訂正】
次回の学習指導要領改訂は2027年ごろ、実施が2030年からの予定のようです。
ー参考記事ー
「小中高校の情報教育が大幅拡充へ 技術・家庭科は分離か」朝日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ffdf0b1c6ec6566c0518cce4e1b91faf74c8cee
「小学校で情報教育の時間確保 技術・家庭科の別教科案も」教育新聞 ※無料では途中まで
https://www.kyobun.co.jp/article/2025051201