みなさん、こんにちはこんばんは。
そして明けましておめでとうございます。
本日は神社の次男である私が
初詣などの参拝の方法や神社の裏側をご紹介!
プログラミングとは無関係ですが、
一つの文化を子どもたちに伝えるものとして
ご容赦ください。
もし参拝されるときに、
「へー」と思っていただけたら幸いです。
私が今いるのは、徳島県の山奥で
1500年ほど続く
「賢見神社(けんみじんじゃ)」
最寄りのコンビニまで50分かかるクッソ田舎ですが、
たまに新聞やテレビにも出ます。
奇跡体験アンビリバボーにも、うちのニャンコが出ました。
全体マップはこんな感じです。
まずこの場所にたどり着くまでが至難の業です。
ハンター試験会場に着くくらい大変です。
興味がある方は限られたヒントをもとに
十分気を付けてお越しください。
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参拝ですが、普通に境内まで行って
手を合わせるだけでももちろんOKです!
今日ご紹介するのは、もう少しだけ本格的な
お祓い(ご祈祷)の方法です。
せっかくこんな深山幽谷までお参りになられたのでしたら
非日常な体験としてお祓いを受けるのも良いものですよ!
基本的な流れは、
受付⇒ご祈祷(神主が祈り奉る)⇒
お札を受け取る
というものです。
お祓いとは、神主が祝詞(のりと)を詠んで神様にお願いし、
邪気を払い、清めるという行為です。
このお宮で一番多いのは邪気退散でしょうか。
病気平癒や安産祈願の他にも、
受験期などは合格祈願のお祓いを受ける方が多いですね。
特にお正月に一年の幸せを祈念して受ける方が、
ものすごく多いです。
まず、社務所で受付をしましょう。
所定の用紙に願い事や住所、年齢を記載します。
祈祷料は神社によって違いますが、
気持ちの金額です。
「商売ではないので絶対に〇円ですとか言うなよ」
と言われますが
まぁ見た感じ一家族で五千円から一万円の方が多いです。
(もしこのブログが身内にバレたら
とんでもなく怒られること確定です。)
もちろん「ほんなら1円でええんやなラッキー」
という人もいますね(笑)
特別なご相談がある方は、
社務所内で宮司がお話をお伺いすることも多いです。
ちなみに、扉の奥に隠されているのは、、、
お守りの在庫ですね。普通でした。
受付が完了しましたら、
お声がかかるまで境内内でお待ちください。
お茶が出てきたり、ヤクルトが出てきたり、
お菓子が出てきたり、猫が出てきたり、
何も出てこなかったりします。
待ち時間の間に、お守りを購入されたり、
古いお守りやお札(基本的に1年更新)を収めたり
おみくじを引かれるのが良いですね。
(おみくじの裏側は過去ブログ⇒⇒⇒おみくじ裏話)
赤いのは、大吉以上の大大大ラッキーの金の七福神。
滅多に入りませんがお正月は、気持ち確率高めです。
そろそろ「お祓いお待ちのかた、おあがりください」
という声が聞こえる頃でしょうか。
階段を上り、神様に挨拶(二礼、二拍手、一礼)
して拝殿に上がってください。
神主が、受付用紙に書かれた願い事にあった祝詞で
奏上します。
おおよそ10-20分ほどで終了します。
金幣がシャンシャン頭を撫でるようにされるのですが、
これで悪いものを祓っているのかもしれません
(僕にはよくわかってない)
この金幣はめっちゃ重いので大変なんだそうです。
悪霊とかは信じちゃいませんが、
急に折れたりするのでびっくりします。
お正月期間は、宮司や権宮司たちは
殆ど寝ず、食べずに何かをしています。
(山に入ったり、お祓いしたり。詳細は次男には不明)
手が痛い、腰が痛いと言いながら頑張っています。
ご飯を食べる間もなさそうで、横の控室に入って
急いでミカンを食べています。
宮司は70歳を超えていますので
ちょっと心配ですね。
お祓いを受けられた方には、
願い事に応じたお札一式が手渡されます。
あとは境内に色々な神様が祭られていますので、
時間があれば色々とめぐってくだされば結構です。
山奥なので、鳥や猫や蛇やタヌキや
キツネやイノシシが良く現れます。
私も立体機動装置のようなマシーンを背負って
掃除を手伝っています。
文明の利器を使って恐縮ですが、
それでも掃除はキツいです。
そもそも上を見上げれば木しかありません。
広い境内を2時間かけて掃除して戻ってくると、
スタート地点には落ち葉が積もっています。
掃除しても掃除しても掃除しても葉っぱが降り積もる。
もし皆さんが参拝された際に、落ち葉があまりなければ
ずーーーーーーっと掃除しているヤツがいるんだな、
と思ってもらえると嬉しいです。
いかがでしたでしょうか。
神社によって細かなルールは違うかもしれませんが、
機会があれば「ご祈祷」を試してみても良いかもしれませんね。
小さな頃は、境内の掃除が大嫌いで
父親の仕事の内容も良く理解できませんでした。
何しろ私は父親や宗教というものに反発して
当てつけのように科学者になって、
今はプログラミングを教えているのですから。
親不孝も極まれりです。
ただ、今になってようやく、
父親がいかに凄いことをしていたのか痛感しています。
ずっと迷惑をかけっぱなしの次男ですが、
せいぜい掃除くらいしかお返しが出来ないので
ピッカピカに掃除してきます!!!
さぁ今年もがんばるぞ!
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします♪