和歌山県和歌山市のプログラミングスクールなら「iTeen(アイティーン)和歌山駅前校」!!教育のプロが、プログラミングを一から丁寧に個別指導します。小学生から高校生対応!和歌山県和歌山市のプログラミング、IT知識の個別指導「iTeen和歌山駅前校」

小4が「6重奏」をプログラミング!?Hちゃんの超大作「音楽ゲーム」に脱帽です
12 Views

こんにちは!iTeen和歌山駅前校です。


私たちは「あそびが まなびに変わる」という言葉を大切にしていますが、時に生徒さんの「学び」の深さが、私たちの想像を遥かに超えてくることがあります。


本日ご紹介するのは、まさにそんな「超大作」。 

小学4年生、Hちゃんが作った「音楽ゲーム2」と、その制作過程をご自身で分析した「紹介資料」です。


音楽ゲーム2のCanva資料


この作品のすごさを、3つのポイントで解説させてください。


ポイント1:デザイナーの視点「こだわりポイント」

まず、Hちゃんが「こだわりポイント」として挙げてくれた内容をご覧ください。


「ボタンが文字だけだと寂しかったので、その音楽と適している動物やイラストをのせてみたところです。」


これは、単なる「飾り付け」ではありません。 

「どうすれば、使う人(プレイヤー)がもっと楽しく、直感的に操作できるか?」という「ユーザー体験(UX)」をデザインする思考そのものです。

 小学4年生にして、すでに「作り手」から「使い手」への想像力が働いていることに驚かされます。


ポイント2:「5重奏」と「6重奏」に挑んだ実行力

Hちゃんのゲームでは、10種類の音楽を選んで聴くことができます。

その中でも、Hちゃんが「難しかった」と分析する3曲は、私たちが「すごい」と息をのむものでした。


鉄腕アトム(5重奏)


スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(5重奏)


チキチキバンバン(なんと6重奏!)


「5重奏」とは、ピアノ、木琴1、木琴2、低音楽器、鉄琴など、5つの異なる楽器パートを同時に、寸分の狂いもなく演奏させるプログラムです。


動画に映るScratchのコード(ブロック群)の「縦の長さ」を見ていただければ、Hちゃんがどれだけ膨大な量の楽譜を読み解き、一つひとつの音符をプログラムとして打ち込んだか、そのすさまじい努力量が伝わるかと思います。


ポイント3:圧巻の「自己分析(メタ認知)」

そして、私たちが最も感動したのが、このプレゼンテーション資料そのもの、Hちゃんの「自己分析能力(メタ認知)」です。


Hちゃんは、ただ作るだけではありません。「なぜ難しかったか」「どうやって解決したか」を、自分の言葉で完璧に分析しているのです。


特に「鉄腕アトム」の分析は、プログラミング教育の「核」とも言える内容でした。


「初めての5重奏なので、音がずれることが沢山ありました。その原因を探すのが大変でした。原因は、音価(音の長さ)が違うことでした。」


これは、


バグの発生(音がずれる)

問題の切り分け(原因を探すのが大変)

原因の特定(音価が違った)

デバッグ(修正)


という、エンジニアが日々行っている「問題解決のプロセス」そのものです。 

「音がずれる」という現象に対し、「音程(ピッチ)」ではなく「音価(長さ)」が原因だと突き止めたHちゃんの論理的思考力と忍耐力に、私たちは脱帽するしかありません。


「スーパーカリ〜」で5重奏に慣れ、「チキチキバンバン」ではあえてパートを増やして「6重奏」という、さらに高いハードルに挑戦する。


Hちゃんは、この一つの作品を通して、


ユーザーのことを考える「デザイナー」


膨大な楽譜をコード化する「プログラマー」


バグの原因を突き止める「エンジニア」


自分の学びを言語化する「アナリスト」


これら全ての側面を見事に発揮してくれました。


Hちゃん、感動的な作品とプレゼンテーションを本当にありがとう!

 iTeen和歌山駅前校は、Hちゃんのような生徒さんの「探究心」と「やり抜く力」を、これからも全力でサポートしていきます。