こんにちは。
iTeen和歌山駅前校の大野です。
今回はプログラミングの基礎について考えていきます。基本を押さえることはどんな分野においても大切です。もちろん、プログラミングにも大事な基礎があります。
~プログラミングの基礎(とても重要!!)~
プログラムは、順次、繰り返し、分岐の3つから成り立っています。
一見、複雑に思えるプログラムも、この3つさえしっかりと押さえてしまえば、作りたいプログラムを作る力が身に付きます。
今回はその中から「順次」についてみていきたいと思います。
~順次処理とは~
コンピューターは書かれていること(プログラム)を上から順番に一つずつ実行していきます。これが順次処理です。3つの基礎の中でも比較的わかりやすい内容だと思います。
しかし、実際に子どもたちがプログラムを作るときに、プログラムが正常に動かなくなる原因の多くがこの順次処理です。
全体のプログラムの中の一か所だけでも順番を間違えてしまうと、たとえ必要な処理をすべて用意したとしても、正常に動かなくなることがよくあります。
子どもたちの多くは動かない原因を探すとき、余計な処理が入っていないか、必要な処理が抜けていないか、命令をする対象を間違っていないか、というところに目を向けます。
もちろん、それらが原因である可能性もあるので間違ってはいないですが、それらに原因がないと分かった時に、プログラムの順番が間違っているかもしれないと考えられると、新たな解決策を見出すことができますが、順次処理を意識できていないとここで手詰まりになってしまいます。
「順次処理が原因の不具合が多いなら、すぐに習慣づくのでは?」と、思うかもしれませんがなかなか習慣づかないのがこの順次処理の厄介なところです。
次回は、「なぜ、順次処理は意識しづらいのか」というテーマで順次処理についてさらに考えていこうと思います。