こんにちは。
iTeen和歌山駅前校の大野です。
今回は、「プログラミングとは何か」と「思考力とは」について考えていきたいと思います。
(少し長くなってしまいましたが、最後まで目を通して頂けると幸いです。)
~プログラミングとは~
プログラミングとは、簡単に言うと「コンピューターに命令をすること」を指します。
この命令に当たるのが「プログラム」です。さらにわかりやすく言うと「コンピューターにしてほしいことを書いたもの」がプログラムです。
コンピューターは、私たちが命令したことを命令された通りに間違うことなく、とんでもない早さで実行してくれます。これがコンピューターの非常に優れた点で、私たちの生活に欠かせないものになっています。
~思考力とは~
そんな優れたコンピューターにもいくつか問題点があります。
その問題点の一つが「コンピューターは命令に必ず従う」ことです。ということは、意図していない命令や、間違った命令をしてしまったとしてもコンピューターは気にせず実行してしまいます。
子どもたちとプログラミングをしていると「ちゃんと動いてくれない」という言葉をよく耳にします。
子どもたちが言う「ちゃんと動いてくれない」は「こちらの出した命令通りに動いてくれない」という意味ですが、実際はそうではなく、「こちらの出した命令通りに動いた結果、こちらの思い通りに動いていない」のです。
ここでの認識の大きな違いが、「命令をされた側(コンピューター)が間違っているのではなく、命令している側(こちら)が間違っている」ことです。
こちらが間違えた命令をしていることに気づくことが出来ないと、どれだけ考えてもなかなか動かない原因を見つけることができません。
ただ、コンピューターに思い通りの動きをさせることは非常に難しいことです。
そこで、子どもたちにまず目指してもらいたいことは、「思い通りに動かすことが出来なかった時、なぜ動かないのかの原因、あるいは思い通りに動かせた時も、なぜ思い通りに動かせたのかの理由を考える」ことです。
この積み重ねが経験と知識になり、コンピューターに思い通りの動きをさせる力に繋がります。これが考える力、「思考力」です。
たくさん考えて、思考力を鍛えて、思い通りのプログラムを作成できるように目指しましょう!