iTeen世田谷上野毛校 田邉です。
【②問題解決能力を養える】
プログラミングは、まさに問題解決型学習で学べることが特徴です。
なぜなら、プログラミングは知識を前もって詰め込んだりせず、子どもたちの「作品作り」「モノ作り」を大前提に進められる学習だからです。
誰かから与えられたテーマではなく、自分の作りたいものを作るプロセスにおいて、問題解決型の課題に挑むことを繰り返す学習だからです。
例えば、子どもたちが「シューティングゲームを作りたい」と思い、得点が出れば面白くなると考えたとします。プログラミングでは、この「得点が出るようにしたい」という行為そのものが1つの課題として設定され、自分で解決する方法を考えます。同じようなゲームのコードを見たり、ネットでヒントを見つけたり、友だちや周りの大人にアドバイスをもらったり、さまざまな解決方法を自分で探って試しながら「点数が出るためにはどうすればいいか」という課題を解決しなければ、得点を出すことができないのです。
”こうしなければならない”という決まった正解やどんな計算をしなければならないという制約はありません。
子どもたちは自分で課題を解決するために、情報収集や、試行錯誤、意思決定することが求められ、間違っていたときやうまくいかないときは、もう一度、一歩戻ってプロセスを見直します。
プログラムは、最初からうまく動くことはまれで、「プログラムを書く」→「動作を検証する」→「不具合の原因を探す」→「プログラムを修正する」→「動作を検証する」→「不具合の原因を探す」という作業を何度も繰り返し、ようやくプログラムが完成します。
プログラミングは、失敗したり、プログラムを作り直したりして、試行錯誤しながら学んでいくものなのです。
失敗することは、悪い事ではなくこのPDCAのサイクルこそ次のプログラムを作るときに必ず活きてくるのです。