就職氷河期世代とは、1993~2005年頃に就職活動した世代のことです。
有効求人倍率を見ると、93年が0.76、05年が0.95、最も低いのが00,01年の0.59です。
このため、正社員になれずに非正規雇用で働く人が増えました。非正規は賃金が低く、有期雇用のため職を転々とし、生活が安定しません。また、仕事の技能が身につかず、年齢を重ねるごとに転職が困難になります。これらの要因が重なり、家族を作れないため孤独な独身者が多くなっています。
氷河期世代が高齢者になるころには、今よりも現役世代が減ります。そのため、社会保障の支出が減り、十分な医療を受けられず、孤独死する人が激増するでしょう。
氷河期世代は、就職だけでなく、人生そのものが氷河期になってしまっています。
政府は救済策を用意すべきだと思います。