「優しく具体的に言い換える方法」
皆さんは、お子様に対して「ちゃんとしなさい!」と言ったことはありますか?
おそらく一度は言ったことがあると思います。
ちゃんと座らないといけないのに、座ってくれなかったり、集中する場面で集中してくれなかったり。
そんな時に使ったことはあるのではないでしょうか。
実はこの言葉、子供にとっては凄く曖昧で強いプレッシャーを与えてしまうんです。
言う側は、「こうして!」という意図を持って伝えているかもしれませんが、言われた側は理解しづらいんです。
「ちゃんとして!ってなに?」となってしまうんです。
さらに言い方次第では「怖い」と感じやすく、その結果何もできなくなってしまうんです。
ちゃんとしなさい!という言葉はいろんな時に使えて便利ですが、いまいち意図が伝わりにくい言葉。
しっかりと意図を伝えるためには、具体的に伝えてあげましょう。
例えば、座り込んで動いてくれなくなった時は「ちゃんとしなさい!」ではなく
「立てるかな?」と分かるように伝える必要があります。
大人でも、ちゃんとしなさい!と言われて意図を理解できる人は少ないと思います。
具体的にどういう風にしてほしいのかを伝えてほしいですよね。
子供なら尚更です。
私自身も、生徒様に「ちゃんとしようね!」と言ってしまったことがあります。
なかなか意図が伝わらず困った経験があります。
完全に私の言い方が悪いんですけどね。
それからは、「こうしようね!」という風に具体的に伝えることを意識してみました。
そうすると、たった一回の言葉ですぐに理解してくれて、行動に移してくれるようになりました。
伝える側が言い方を具体的にすることで、子供でも理解し、行動に移してくれるようになるんです。
「どうして分かってくれないの!」ではなく、
分かってもらえるように伝えることを意識してみましょう。
たったそれだけで、お子様は変わってくれます。
ぜひお試しくださいませ。