「ママ、お茶!
ママはお茶じゃありません
これよりうまくいく方法」
皆さんは、お子様に「お母さん、〇〇!」というように、単語ひと言で何か言われたことはありませんか?
「先生、トイレ!」
「先生はトイレじゃありません!」
というやりとりを聞いたことはありませんか?(笑)
いろんな本で例文としてよく載ってたりしますよね。
「お母さん、〇〇!」と言われた時どうしていますか?
多くの人が、お子様がしてほしいことを察してしてあげているのではないでしょうか。
他にも、「お母さんは、〇〇じゃありません」
「〇〇が何なの?最後まで言ってくれないと分からないよ」というような少し突き放したような言い方をしてしまっている人もいるのではないでしょうか。
大人目線から見ると、「自分で気づいて言い直してほしい」と思っていても、子供目線から見るとどうでしょう。
いきなり突き放されたような言い方をされるので、混乱してしまいますよね。
今まで「お母さん、〇〇!」で察してもらっていたのなら尚更です。
お子様から見ると、ある日突然通じなくなって、どうしたらいいのか分からなくなり、コミュニケーションを図ったり言葉を発したりするのもいや!という状態になってしまう可能性があります。
お父様お母様が良かれと思って先回りして何でもかんでも、やってしまうという経験を子供が積んでしまうと、「最後まで言わなくても伝わる」という意識ができてしまうんです。
では、どうすればいいのでしょうか?
あえて察しの悪いふりをしましょう。
やってあげたくなる気持ちは分かります。
ただ、そこはグッと押さえて
「お母さん、お茶!」
「うん、お茶って美味しいよね〜」
みたいな感じで、気づかないフリをしてあげましょう!
そうすることで、徐々に「ちゃんと言わないと伝わらない」という意識になってくるので、単語で終わるということが減ってきます。
わざわざ突き放すような言い方をしなくても、察しの悪いフリをするだけで十分効果が発揮できます。
私自身も、察しの悪いフリはよくします。
こちらから答えを教えることもできますが、それを良くしてしまうと
「答えを教えてくれるんだ!」と思われてしまうからです。
iTeen西宮津門校では、考えてもらうことを大切にしています。
なので、すぐに答えを教えるのではなく、少しづつヒントを与えてできる限り考えてもらうようにしています。
そのために察しの悪いフリをしています(笑)
何でもかんでも教えてあげる。
やってあげる。だと本人のためになりません。
自分で考え、自分の力で正しい答えに辿り着くように大人が導いてあげましょう。