「否定ではなく理由を探す
どうしてできなかったんだろう?」
皆さんは、お子様ができなかったことに対してどんな風に理由を聞いていますか?
例えば片付けができなかった時。
「なんでちゃんと片付けられないの?」
と聞いてしまったことはありませんか?
一度は聞いてしまったことはあるのではないでしょうか。
実はこれあまりよくないんです。
この言い方だと子供は「できなかった自分を責められている」と感じてしまい、やる気をなくしてしまう可能性があります。
さらにもう一つよくないポイントが
「なんで」という言葉を使うこと。
「なぜ」や「なんで」はキツく言われていると感じられるので、より責められてるという気持ちがより強くなってしまいます。
では、どんな言い方がいいのでしょうか。
まず「なぜ」「なんで」を「どうして」に言い換えましょう。
たったそれだけで、伝わり方が柔らかくなり、責められていると捉えられにくくなります。
そして、「どうして片付けられなかったんだろう?」と過去形で、聞いてあげましょう。
そうすることで、理由を考えて改善に繋がりやすくなります。
iTeen西宮津門校では、目標に届かなかった時などによくこの方法を使います。
「なんで目標達成できなかったの?」
と聞くのではなく、
「どうして目標に届かなかったんだろう」と聞くようにしています。
そうすることで生徒様自身も、理由や原因を考えやすくなるので、より早く改善することができます。
もちろん講師も一緒になって考えることも大切にしております。
そしてさらによくする方法として、理由や原因を聞くだけで終わるのではなく、できているところを褒めてあげるといいでしょう。
例えばタイピング。
決めた目標点数に届かなくても、指の使い方が上手なら「指の使い方めちゃくちゃ上手になったね!」
間違いが少なかったら「キーの位置を覚えれてきてるね!」
という風にできているところにも声をかけてあげましょう。
そうすることで生徒様の中で自信がつき、もっとよくするにはどうしたらいいんだろう。という事を積極的に考えてくれるようになります。
実際この方法で、記録がぐん!と伸びた生徒様も多数いらっしゃいます。
せっかくなら気持ちよくできるようになってほしいですよね。
まずは、聞き方から変えてみましょう。
責められていると感じてしまうと、思っている事をなかなか伝えられなかったり、できなくなったりしてしまいます。
「なぜ」「なんで」ではなく「どうして」を。
否定はせずに、理由を聞いてあげるようにしてあげてください。