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あたりまえだけどなかなかできないほめ方のルール
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「質問して本人に考えてもらおう」


皆さんは、相手に成長してもらう上で大切にしていることはありますか?


1から10まで全部教えてあげたり、その人にあったやり方で教えたりと、成長してもらう手段はたくさんあります。


今回は私自身もしている相手を成長させる方法をご紹介いたします。


その方法とは、「質問をして本人に考えてもらう」というものです。


具体的にどういうことかと言いますと、例えば部下や後輩、はたまた生徒様になにか質問されたとしましょう。


質問の答えをすぐに言うのは簡単です。

時間はかからないし、自分の思うようにしてくれるので楽でしょう。


ただそれってどうでしょう?

質問してきた本人は成長すると思いますか?

多少はすると思います。


ただ言われたことをするだけの

「指示待ち人間」になってしまうと思いませんか?

全部答えてくれるので、自分で考えることをしなくなり、答えてくれる人がいなくなれば何も出来なくなってしまいます。

はたしてそれは成長していると言えるのでしょうか。


私は成長しているとは思えません。


ではどうすればいいのか。

先ほども書きましたが、答える前に相手に質問をしてあげればいいのです。


「あなたはどう思う?」といった質問をしてあげるのです。

そうすることで少なからず自分で考えてくれます。


人間というのは、人から言われたことよりも、自分が口に出した言葉に大きく影響を受けます。

合っていようが間違っていようが、自分の考えを口に出してもらうことが大切なんです。


ここでポイントとして、相手の考えを否定してはいけません。

否定してしまうと自分の考えを言うのに恐怖心を抱いてしまい、言えなくなってしまう可能性が出てきます。


必ず肯定をしてあげた上で、「こういう方法もあるよ」や「私はこの方法でやっているよ」と別の方法を教えてあげるといいでしょう。


この方法をするとしないとじゃ、成長速度はものすごく変わってきます。


もちろんミスなどに対しても使えます。

自分自身にフィードバックをしてもらうんです。

「どうしてミスしたと思う?」

「どうすればこのミスをなくせる?」といった風に聞いてあげましょう。


改善案をこちらから出すのはとても簡単です。

ただそれだと本人のためになりませんけどね。


もし1から10まで教えてしまっているのなら今回の方法を試してみてくださいませ。


質問して本人に考えてもらう。

効果は絶大です。


自分一人で考え、できるようになってもらいましょう。