「ちゃんとやれ!ではなく具体的に伝える」
皆さんは、自分が教えている部下や後輩、生徒が、なかなか思い描いている行動をしてくれない時どんな風に声をかけていますか?
「しっかりしよう」や「ちゃんとしよう」といった風に声をかけたりしていませんか?
実はこれよくない声の掛け方なんです。
どうしてか分かりますか?
よくない理由が、声かけをしている方は正しい行動や姿勢が頭に思い浮かんでいますが、言われた方はその人が考えている正しい行動や姿勢を知らないですよね?
知らないが故に返事はするけど、なかなか変わらない、変えられないという事が起きてしまうんです。
お互いによくないことですよね。
言っている方は、なかなか思い通りに行動してくれない。
言われている方は、どんな風に行動すればいいのか分からない。
お互いの関係性にまで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
では、どうすればいいと思いますか?
簡単です。
具体的に伝えるだけなんです。
「しっかりしよう」や「ちゃんとしよう」では、具体性のカケラもありません。
どうしっかりしてほしいのか。
どうちゃんとしてほしいのか。を具体的にお伝えする必要があります。
人間というのは、具体的なイメージができなければ行動に移す事ができません。
何をすればいいのかが分からなくなるからです。
しっかり仕事をしてほしいのなら
「こうこうこうで、こういう風に仕事をしてね」だったり
態度がよくなければ
「こういう風な態度でいようね」
といった具体的な説明をしてあげるんです。
そうすると言われた方も頭の中でイメージができるので行動に移す事ができるんです。
正直私自身も、生徒様に
「ちゃんとしよう」
「しっかり授業を受けよう」
といった曖昧な声かけをしてしまう時がかなりあります。
私の中ではこんな感じ!といったイメージがあるのですが、言われた側の生徒様はそんなイメージを知る由もないので、少し困惑したような顔をしている時もあります。
そこで改善方法として、やってみせることを意識するようにしました。
座り方がよくなければ「先生と同じ座り方をしてみよう」だったり
授業態度がよくなければ
「こんな風に話を聞くようすると、態度がよく見えるよ」と見本を見せて教えるようにしました。
すると今までイメージができず、困惑した表情をしていた生徒様がしっかりと行動に移してくれるようになりました。
子供は口だけで説明するのではなく、目で見えるように説明してあげるとよく理解してくれます。
なかなか行動に移してくれない。と悩んでいるあなた。
ぜひこの方法をお試しくださいませ。
とにかくイメージをさせてあげること。
イメージさせるとすぐに行動に移してくれるようになります。