「なぜできないんだ?ではなく、なにが原因だ?と聞く」
皆さんは、部下や後輩、お子様が失敗をした時、どんな風に原因を聞いていますか?
聞き方一つで、その後のやる気やモチベーションに大きく関わることをご存知でしょうか?
今回は、してはいけない聞き方と相手の本音を聞き出せる聞き方をご紹介いたします。
してはいけない聞き方というのは、
「なぜできないんだ」というような責める言い方。
何か失敗をした時というのは、落ち込んでいたり、自分の中で反省をしていることが多いです。
ただでさえ、気持ちがマイナスの方向にいっているのに、
「なぜできなかった」というような相手を責める聞き方をしてしまうと、萎縮してしまい話を聞くどころじゃなくなってしまいます。
話を聞けなくなってしまうので、同じ失敗を繰り返してしまうことになります。
いけないポイントとして「なぜ」を使っていること。
結果的には失敗でしたが、当の本人は失敗するつもりで取り組んでいませんよね。
それを確かめもせずに「なぜ」と問い詰めたり、叱ってしまうとやる気やモチベーションはなくなってしまいます。
さらに相手は責められていると感じるので、謝ることしかできなくなってしまいます。
そうなると聞いている側も、理由が聞けないのでさらにヒートアップしてしまい、余計によくない方向に進んでしまうんです。
じゃあどんな聞き方をすればいいのか。
それは「なに」や「どうして」を使うこと。
責めるような聞き方ではなく、寄り添うような聞き方が大切です。
「何が原因?」や「どうしてできなかった?」
という言い方だと、言われた側も答えやすくなり、素直に理由を言ってくれるようになります。
たった一文字言い方を変えるだけで、いい方向に進める事ができるんです。
意外と簡単でしょ?
原因を聞いたとき、答えてくれないのはあなたの聞き方がよくないのかもしれません。
責めるような言い方をしていませんか?
相手を萎縮させてしまってはいませんか?
今一度、「聞き方」を見直してみてください。
当教室でも、聞き方はものすごく大切にしています。
新しい事をたくさん学んでもらうので、出来ないことの方が多いです。
そんな時に「なぜ」というような原因の聞き方をしてしまうと、余計に覚えることができません。
「どうして」「なに」を使って聞くことを心がけています。
相手が安心して答えられるような利き方をしてあげてください。