「調停者タイプの伸ばし方説明書」
皆さんは、人間は9タイプに分けられることをご存知でしょうか。
その9タイプとは、
1.完璧主義者タイプ
2.献身家タイプ
3.達成者タイプ
4.芸術家タイプ
5.研究者タイプ
6.堅実家タイプ
7.楽天家タイプ
8.統率者タイプ
9.調停者タイプ
になります。
今回は、9の調停者タイプについてご紹介いたします。
まず調停者タイプの特徴から。
調停者タイプは、平和と調和が好きな、ゆったりマイペースな人です。
協調性が高く、周囲と仲良くやっていくことに心をくだいています。
いっぽうでら競争心や目的達成への意識に欠ける面があります。
事を急がず、「ま、いいか」と楽な方に逃げてしまう特徴があります。
どうですか?
この特徴に当てはまったり、周りに当てはまっている人はいますか?
調停者タイプは、ゆっくりマイペースで自分の中の考えをすぐに表に出すことが苦手なタイプです。
質問をしても、なかなか返事が返ってきません。
調停者タイプに対しては、せかさず、のんびりとした気持ちで接してあげることが大事で、
とにかく長ーい目で見てあげる必要があります。
返事がなかなか返ってこないことや、時間がかかることでイライラしてしまう人もいるでしょう。
調停者タイプのいいところで、物事の表面的なことより、深いところを理解し、味わう心を持っているところがあります。
些細な質問や物事に対しても、よく考えてから答えを出すのでどうしても時間がかかってしまうのです。
自分の中でよく考えている時に、周りから急かされてしまうと考えがまとまらなくなり、言いたい事を伝えられないようになってしまうんです。
返事をすぐに出せる人は、なんでそんなに時間がかかるんだと思うかもしれませんが、人によって頭の回転の速さは違うし、自分の中で納得する答えが出る速さも違いますよね。
調停者タイプはその部分が周りと比べてさらにゆっくりなだけなんです。
だからゆっくり、せかさず長い目で見てあげることが大事なんです。
私が講師をしている教室にも調停者タイプの生徒様がいらっしゃいます。
最初は調停者タイプへの接し方を知らず、返事を急かしてしまうことがよくありました。
その結果、余計に返事を聞けなくなったり、楽しんで授業を受けてもらえなくなったりしました。
調停者タイプへの接し方を本を読んだり、人に教えてもらうなどして一から勉強をしました。
先ほども書いた、ゆっくりせかさず、長い目で見る。
これを意識して接するようにしました。
そうすると、少しづつですが、返事を出してくれるようになったり、自ら考えや意見を出してくれるようになりました。
今までの私の接し方はその生徒様にプレッシャーを与えていたことにようやく気づくことができました。
今では素敵な笑顔もたくさん見せてくれるようになりましたし、授業が楽しい!と言ってくれるようにもなりました。
心から勉強して良かったと思いました。
もしあなたの周りに調停者タイプがいるなら、今回ご紹介した接し方を試してみてください。
素敵な関係性が築けるようになりますよ。