「ほめるときは3つの欲求を満たしなさい」
皆さんは、人をほめる時意識していることや大切にしていることはありますか？
人によってほめ言葉も違いますし、意識していること、大切にしていることも違うでしょう。
今回は、人をほめる時に大切なことをご紹介いたします。
ほめる時に大切なのが、3つの欲求を満たしてあげること。
その欲求とは
1.自己重要感
2.自己有能感
3.自己好感
になります。
「自尊心の3大欲求」と呼ばれるもので、
アメリカの心理学者「ウィル.シュッツ博士」が提唱しているものです。
一つずつ説明していくと、
自己重要感。
これは「自分を大事な存在として認めてほしい」という欲求。
自己有能感。
「的確な意思決定と行動ができるようになりたい」という欲求。
自己好感。
「人に好かれたい」という欲求。
では、これらの欲求をどんな言葉で満たしてあげればいいのか。
皆さんならどんな言葉を使いますか？
では、答え合わせをしましょう。
1つ目の自己重要感を満たす言葉として、
「ありがとう」や、「よくやったね」という言葉を使ってあげるといいでしょう。
2つ目の自己有能感を満たす言葉は
「すごいね」や「成長したね」というような言葉です。
その人が決めたことや行動に対して使ってあげましょう。
3つ目の自己好感を満たす言葉は
「好きだよ」や「好感が持てる」といった言葉になります。
好意を示す言葉をかけると満たされていきます。
相手がどの欲求を満たしたいのかを見極め、それにあった言葉をかけてあげるといいでしょう。
ほめ言葉は、相手を肯定する言葉です。
そんな言葉をかけてもらえるとら誰でも嬉しくなりますよね。
「役に立てた」「頑張って良かった」と感じてもらえるように言葉をかけてあげる必要があります。
肯定の言葉だけでなく、相手の居場所を作ることができるのが「ほめ言葉」なんです。
相手の欲求を満たそうとする気持ちで、ほめ言葉を伝えていますか？
ただなんとなく「ほめておけばいいでしょ」みたいな感じでほめ言葉を使っていませんか？
たった一言の言葉だったとしても、相手の欲求を満たすことができれば、相手の心を動かすことができるんです。
たかがほめ言葉。
されどほめ言葉。
言葉というのは、ものすごい力を持っています。
一言で人を傷つけることもできますし、癒すこともできます。
せっかくなら相手にいい思いをさせる言葉を使いたいと思いませんか？
人の悪口なんかより、相手のいいところを言ってあげましょう。
「ありがとう」「よくやったね」「すごいね」「成長したね」「好きだよ」「好感が持てる」
これらの言葉を自然と使えるようになることが理想的です。
今回ご紹介した3つの欲求を満たすという意識でほめ言葉をかけてあげてください。
当教室では、「認める」「ほめる」「ねぎらう」の3つを特に大切にしています。
頑張ったことを認めたり、ねぎらう。
できたことを褒める。
しっかり生徒様に伝わるよう心込めて言葉をかけています。
それが伝われば、生徒様も自主的に取り組んでくれるようになってくれました。
ほめ言葉は相手に伝わるように言ってあげることが大切です。
今一度、ほめ言葉のかけ方を見直してみるのもいいかもしれませんね。
