「100%よりも、1%のほうが伝わる。
懇切丁寧な話ほど、わかりにくい。」
皆さんは、人に何かを説明する時や、伝えたい時に意識していること、気をつけていることはありますか?
簡単に説明する事を意識したり、詳しく分かりやすく説明しようと意識したり。
人によって、意識している事や、気をつけている事は違うと思います。
今回は、人に説明したり、伝えたい事がある時にどうすればより伝わりやすくなるのか。
それをご紹介いたします。
まず例として、伝わりにくい説明の仕方から。
私自身もそうなんですが、親切心でものすごく詳しく丁寧に説明をしてしまいがちなんです。
悪いことではないのですが、聞いてる方からすると、聞き取る事が多すぎて、何を伝えたいのかが逆に分からなくなってしまうんです。
説明する方は「これも伝えたい!あれも伝えたい!」という分かってほしい気持ちで説明してしまっているんです。
真面目で一生懸命な人ほど、こういう説明の仕方をする事が多いみたいです。
では、どんな説明の仕方をすればいいのか。
道の説明で例えると「曲がり角」だけ説明すればいいんです。
真面目な人は、相手に正しく伝えようとして「途中にローソンがあって、ファミリーマートがあって、セブンイレブンで曲がってください」といらない説明までしてしまいがちです。
逆に説明が上手な人は、「セブンイレブンで曲がってください」と「曲がり角」だけを説明するんです。
雑な説明に聞こえますが、いらない情報が無く、わかりやすい説明になっていますよね。
これの違いなんです。
説明が上手な人は、いい加減な人が多いみたいです(笑)
おすすめの本や、アニメを人に紹介するときも、全体を長々と説明するのでなく、「こういう所が面白いよ」と興味をそそる部分を説明してあげると興味を持ってもらいやすくなるんです。
人に説明して伝わるのは100%のうち1%だけ。
無理して100%を伝えようとするより、その1%をどう伝えるかが大切になってきます。
皆さんはどうですか?
いらない情報を長々と説明してしまってはいませんか?
その結果「何が言いたいのか分からない」と言われた事はありませんか?
言われた事があるあなたは、ものすごく真面目で一生懸命な人なんでしょう。
でもたまには、いい加減になってみてもいいかもしれません。
人によって、説明の仕方を変えていかなければいけません。
一つの説明の仕方にこだわらず、いろいろな方法を試してみるのもありだと思います。
私自身も、説明するのも伝えるのも正直苦手です。
講師として、教えているときも自分で何を伝えたいのか分からなくなるときもあります。
そんな時のために生徒様からフィードバックを毎回いただいています。
「こんなふうに説明してほしい」
「この説明は分かりにくかった」
などたくさんのありがたい意見をいただいています。
少しでも分かりやすい説明が出来るように試行錯誤している日々です(笑)
まだまだ未熟ですが、いずれ
「先生の説明めちゃくちゃ分かりやすい」と
言っていただけるよう精進してまいります。
成長を見守っていただけると嬉しいです!
最後に人に伝えるときは、「曲り角」を。
いらない情報は言わないように心がけてみてください。
ぜひお試しくださいませ。