「子供を伸ばす親は、子供の気持ちを大切にして、共感力を伸ばし、ダメにする親は、自分の気持ちを優先し、子供の気持ちを汲まない」
皆さんは、お子様の欲求や要求に対してどうしていますか?
気の済むまでさせますか?
それとも、もうおしまい!と強制的に終わらせますか?
その時の状況や、その人の考えかたによって、色々な対処の仕方があると思います。
今回は、お子様に欲求や要求をされた時の、子供を伸ばす親とダメにする親の違いをご紹介いたします。
子供というのは、いい意味でも悪い意味でも素直で欲に忠実です。
赤ちゃんの時は、お腹が空いたら泣き、オムツが気持ち悪かったら泣く。
少し喋れるようになったら、自分の気持ちを言葉にしてたくさん伝えてくれますよね。
良いことであろうが、悪いことであろうがやりたいと思ってしまうと、駄々をこねたりもしますよね。
そういった時の対応の仕方によって、将来お子様がどんな子供になるのかが変わってきます。
子供を伸ばす親は、どんな対応をしているのかというと、「子供の気持ちを大切にしている」ということなんです。
例えば、お子様と公園に行きました。
帰る時間になり、お子様に「帰るよ」と伝えると「まだ遊びたい!」と言い出しました。
あなたはそんな時どうしますか?
子供を伸ばす親は、あれがしたい、これがしたいという子供の欲求や要求に、共感をしめしてから大人の都合を伝えるんです。
例えば、「まだ遊びたい!」と言われたとき、まず共感で「そうだよね。遊びたいよね。楽しいもんね」と子供の気持ちに共感を示します。
その後に、「もう帰って⚪︎⚪︎をする時間なんだ。それをしないと時間がなくなって大変なんだよ。」と大人の都合を説明するんです。
まずは、お子様の言葉を繰り返して、共感を表してあげる。
十分な共感を示すことで、お子様は「気持ちを分かってくれてる!」と思ってくれるようになってきます。
大人でも共感してもらえたら嬉しいですよね!
感受性豊かな子供は大人以上に喜びを感じます。
さらに普段日頃から、お子様に共感をしてあげることで、お子様自身が他人の気持ちを理解し、共感する力が育まれます。
逆にダメにする親は、共感をすっ飛ばし、大人の都合を押し付けてしまっているんです。
「もっと遊びたい!」と言われれば、「ダメ!もうおしまい!」と強制的に終わらせているのです。
そうなってしまうと、お子様はなんでダメなのか分からないまま、言う事を聞いてしまうことになり、共感力というのご身に付かなくなってしまいます。
心当たりはありませんか?
大人の都合を押しつけてしまっていませんか?
大人でも、理由を言われずダメと言われても納得できませんよね。
大人でも納得できない事を、子供が出来るわけありません。
そうならないために、共感してあげる必要があるんです。
慣れるまで大変ですが、出来る限り意識して心がけて、練習していきましょう。
お子様をひとりの人として、尊重する気持ちが大切です。
共感できない人より共感出来る人の方がいいですよね。
お父様お母様が、お子様が子供のうちから意識してあげると、きっと素敵なお子様になる事でしょう。
今一度、お子様の欲求要求にどんな対応をしているのか見直してみてください。
もし、当てはまってしまうことがあるのならば、意識して取り組んでみてくださいませ。