「子供に論理的思考を身に付けさせたい」
このようにお考えの親御さんは多いのではないでしょうか。
プログラミング教育では、早い段階で「考える力」が身につくことができます。
そこで今回は、「論理的思考」や「論理的思考とプログラミング的思考の違い」をテーマにご紹介します。
□論理的思考についてご紹介します!
論理的思考力とは物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する能力のことを指します。
子どもに対し分かりやすく説明するならば、物事の関係やつながりがわかるように考えて判断し、さらに判断した根拠を明らかにしたうえで、相手にわかりやすく説明する力だといえます。つまり、物事の「同じところ」や「違うところ」に気づいたら、そう感じた「理由」を考え、それを人にわかりやすく伝えることが論理的思考だと言えます。
論理的思考は、学校の授業でも重視されています。算数や理科などの理数系科目は、問題に対し仮説を立て、それが正しいか検証し結果を導き出します。また、国語や道徳などの文系科目では、文学作品を題材とし、話の登場人物になったつもりで想像力を働かせて気持ちを読み解いていく単元もあります。
「ごんぎつね」であれば、いたずらを繰り返していたキツネのごんが、どうして兵十に松茸を届けるようになったのか。兵十はどんな気持ちで「ごん、お前だったのか」と発言したのか。情景を思い浮かべ、これまでの記憶や経験、知識をフルに使い自分の意見を組み立てるプロセスには、論理的思考が必要です。
最近の学習指導要領でも「主体的・対話的で深い学び」として重視されています。今後、子どもたちに論理的思考が求められていくのは明らかです。
□論理的思考とプログラミング的思考の違いをご紹介します!
まず、「プログラミング的思考」についてご説明します。
2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化となりました。文部科学省によれば、小学校でのプログラミング必修化は、プログラミング技能自体の習得を目的としておらず、「プログラミング的思考」を身につけ、より良い社会を築いて欲しいという狙いがあるそうです。
「プログラミング的思考」を要約すると、プログラミングの概念に基づく、問題解決型の思考の事です。文部科学省によれば、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」と述べています。
この能力は社会に出て仕事を行っていく上で、必要なタスクを分解し、順序立ててスケジュールを組み立てる際など、様々な場面で活用することができ、どんな仕事でも普遍的に求められる力です。
ここまで、「論理的思考」と「プログラミング的思考」についてご説明してきましたが、これら二つの思考法を、同じだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし厳密には違いがあり、さらに言うと、論理的思考は、その順序が「効率的」であるとは限りません。
プログラミング的思考は、論理的思考を活用した上で、効率的な手順を考えることであり、論理的思考の中に、プログラミング的思考が内包されているのです。
□まとめ
今回は、「論理的思考」や「論理的思考とプログラミング的思考の違い」をテーマにご紹介しました。
お子さんのプログラミング教育をご検討の方は、今回の内容を押さえていただけると良いでしょう。
西宮校のオーナーである岡田は、9つの協会のコミュニケーション講師です。
当校では、コミュニケーション能力に特化した教育を行なっていますので、少しでも興味のある方は、ぜひ一度体験授業をご予約ください。
その他ご質問等あれば、プログラミング教室iTeen西宮津門校までお気軽にお問い合わせください。