こんにちは、iTeen練馬光が丘校です。
今回は、Scratchでの描画についてお話しします。
Scratchには絵を描くとき、ベクターモードとビットマップモードの2種類があります。
ベクターモードはパーツを作って配置するイメージ、ビットマップモードはキャンバスに塗っていくイメージで、ビットマップモードは拡大するとガビガビになるので、大きさを変えても綺麗なベクターモードを使うことが多いと思います。
今回は、この違いについて解説していきたいと思います。
まずは、ビットマップモードについてです。
ビットマップモードは、その名の通りビットのマップで表示する方式です。
色の付いた小さな四角を一面に並べることで絵を表現します。
では実際に見てみましょう。
ここにビットマップモードで表示された猫がいます。
遠目から見ると、滑らかに表示されているように見えますが、拡大してみると、
小さな四角が並べられているのが分かります。
このため、ビットマップモードでは拡大すると表示されている四角が大きくなってしまうので、ガビガビになってしまうのです。
次はベクターモードについてです。
ベクターモードは、ベクター(vector)で、つまり線で表示する方式です。
複数の点をつないだ線によって絵を表現します。
実際に見てみましょう。
今度はベクターモードで表示された猫がいます。
ビットマップモードの時と同じように拡大してみましょう。
ビットマップモードのときと違って、拡大しても絵が滑らかなままなことが分かります。
ここで、猫を構成するパーツを選択してみると、
このように、たくさんの点とそれらを繋げる線でできていることが分かります。
これらの点と線は、拡大してもその位置は変わらないので、絵が綺麗なままなのです。
Scratchでは、キャラクターの大きさを変えることが多いので、ベクターモードがよく使われるのかもしれません。
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