こんにちは!教室長の小山です。
今回は、姪浜校に通う小学6年生の女の子が、長期課題としてコツコツと作り上げてついに完成した作品をご紹介します。
最初は「ペットを育てるゲームを作りたい」というシンプルなアイデアからスタートしました。しかし、制作を進めるうちに「こんな機能も入れたい」「もっと面白くしたい」と彼女のアイデアがどんどん溢れ出し、育成要素だけでなく、アルバイト機能、さらには本格的なアクションバトルまで盛り込まれた、大ボリュームのオリジナルゲームに仕上がりました。
完成したゲームについてスライドを使って発表してくれました動画です。
ただ時間をかけただけでなく、その時々で新しいプログラミングの技術をしっかり学び、自分の作品に落とし込んでいった軌跡を、少しだけ振り返ってみたいと思います。
① 企画と基礎の構築!!
物語は、道端で拾った卵が孵化するところから始まります。
初期の段階では、ペットとプレイヤーが会話をして名前を入力し、それを記憶させる「変数」の仕組みを学びました。また、エサをあげるボタンやシャワーのコマンドを作り、「自分の部屋にいる時だけボタンが表示される」といった細かい条件分岐もしっかりと実装してくれました。
② ゲーム内経済の誕生!!
育成を進めるうちに、彼女の中で「ペットにご飯を買うためのお金が必要」という発想が生まれました。
そこで追加したのがコンビニでのアルバイト機能です。単にお金が増えるだけでなく、「お客さんからの評価スコアによってお給料(稼げる金額)が変わる」という、非常に高度な計算式とパラメーター管理を自力でプログラミングしました。小学生にしてゲーム内に経済の仕組みを作ってしまったのには驚きです。
③ 突然のアクション展開!!
このゲームの最大の魅力は、驚きのストーリー展開です。
スーパーマーケットで謎の本を買うと、本の中に吸い込まれてペットが行方不明になってしまいます。ここからゲームは育成からアクションへとガラリと変わります。
アクションゲームを作る上で彼女が一番こだわったのが、キャラクターの「滑らかなジャンプ」です。重力の概念や、地面の判定、落下速度などを、座標の数字を細かく調整しながら、自然な動きになるまで何度もテストを繰り返して完成させました。
④白熱のボスバトル!!
物語の後半、連れ去られたペットを取り戻すためにドラゴンなどのボスキャラクターが登場します。
ここでは、遠距離攻撃の槍を連続して投げるために「クローン(複製)」という少し複雑なプログラムを習得しました。プレイヤーと敵、それぞれの体力(HP)を管理し、倒した時にはアニメーションで徐々にフェードアウトして消えるという、見た目の気持ちよさにもこだわった見事な演出を作ってくれました。
⑤最大の壁だったデバッグ作業...
これだけの大作になると、プログラムの命令があちこちに飛び交うため、意図しない不具合(バグ)がたくさん発生します。
彼女自身も発表の時に「一番大変だった」と語ってくれましたが、終盤は「攻撃が当たっているのにゲームオーバーになる」「次の場面に進まない」といったバグとの戦いでした。スクラッチのメッセージ機能の送受信がどこで迷子になっているのか、根気よく一つ一つ原因を探り当てて修正していく姿は、立派なプログラマーそのものでした。
■ 想いが詰まった作品発表
プレゼン発表では、「次にゲームを作るときには、覚えたことを活かしてより良いゲームを作りたいです。今まで作ったゲームの中で一番時間をかけてこだわったので、ぜひ遊んでください!」
これまでの頑張りを、自分の言葉でしっかりと、そして自信を持って語ってくれた姿を見て、教室長として胸が熱くなりました。
一つの作品にこれほど長く向き合い、困難なバグから逃げずにやり遂げた経験は、間違いなく彼女の大きな自信に繋がったはずです。ここまで温かく見守り、応援してくださった保護者様、本当にありがとうございました。
実際のゲームのプレイ画面や発表の様子は、教室のYouTubeやInstagramでも公開しています。彼女のこだわりが詰まった素晴らしい作品を、ぜひ動画でもご覧ください!
▼こちらが実際のゲームです▼
(※スマホやタブレット対応はしていないのでPC以外でプレイする場合はうまく動作しない場合があります。)
