先日、教室に卒業生が遊びに来てくれました。
久しぶりに顔を見られて、思わず「大きくなったね」と笑ってしまいました。
大学生活が始まり、毎日忙しいなかでも、彼女は自分でプログラムや3Dモデルのアクセサリーをデザインし、ネットで販売しているそうです。
友人とチームを組み、モデリングとデザインを分担しながら制作しているとのこと。
話を聞くだけで、教室でコツコツ取り組んでいた頃の姿がよみがえってきました。
作品を見せてもらうと、そのクオリティの高さにびっくり。
しかも、販売を始めてからの売上が数万円を超えたと聞いて、思わず「それは本当にすごい!」と声を上げてしまいました。
“売る”というのは、ただ作るよりもずっと難しいことです。
誰かが「お金を払ってでも欲しい」と思うものを生み出すには、工夫と想いが必要です。
彼女はそれを自分の力で実現していました。
実は、彼女が在籍していた頃から「自分で考える」ことを大切にしていたのを覚えています。
答えをすぐに聞くのではなく、「こうしたらどうなるんだろう?」と試しながら挑戦していたタイプ。
その積み重ねが、今の行動力や発想力につながっているのだと思います。
「iTeenで学んだことや経験が、今の自分の基礎になっています」
そう話してくれた言葉に、胸がじんわり熱くなりました。
卒業してもこうして報告に来てくれること。
そして“自分の力で未来を切り拓いている”こと。
それが何よりも嬉しいです。
プログラミングは、単にパソコンの使い方を覚える授業ではありません。
考える力、やり抜く力、そして「自分でつくり出す楽しさ」を身につける学びです。
今回の卒業生のように、その力は必ず将来どこかで役立ちます。
子どもたちがこれからの社会で自分の道を切り拓いていけるように——
そんな想いで、これからも一人ひとりと向き合っていきます。