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小学6年生Yくんの作品紹介〜学びを進める主導権は子どもにあり〜
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プログラミングソフト「Scratch」で作成したシューティングゲームの紹介です。


シューティングゲームは当たり判定など基本のプログラムを学ぶのに最適なゲームです。
製作者のYくんは小学5年生です。初めてのプログラミングでしたが、「本物のゲーム」っぽさにこだわって一ヶ月ほど時間をかけて作成されました。


こだわりポイント
・オープニング画面がある
・チュートリアルがある
・ボス登場時に玉の発射制限
・ボスの登場シーン(HPがカウントしながら増える、だんだん見えるように現れる)


      


初めてとは思えないクオリティーですね!
ゲームを作りながら、初めてこのゲームで遊ぶ人にも操作方法が分かるようにと、操作説明を追加しました。自分でやりたいこと(課題)を見つけてどうすれば解決できるか考えてプログラムを作成しています。

生徒にゲームを作ってもらう時はこちらで完成形を決めていません。どんなゲームを作りたいのかイメージしてもらいます。そしてどうすれば考えたゲームが作れるのか一緒にプロセスを考えて作っていきます。


このようにプログラミング学習の世界では、子どもたちの自由な作品作りから学習が発展するという考えから、講師である大人の立場が違います。

例えば、学校の勉強や他の習い事では、大人と子どもの間に「大人=知識や技術を教える人。子ども=習う人」という関係が存在します。

しかし、プログラミング学習の世界では、大人が一方的に教えるのではなく、どちらかといえば子どもの話を聞いて相談しながら、課題解決方法を考えたりするのが役目です。ようするにプログラミング学習では、学びを進める主導権を子どもが持っているということです。

講師である大人はそれを尊重し、子どもが「できた!」「楽しい!」というまでサポートすることが重要だと考えています。

製作者のYくんはこのゲームを完成させるために授業時間以外にも教室に来て自習をされていました。家が遠いのですが、頑張って自転車で来てくれました。講師や親にやれと言われたわけでもなく、自分の意思で取り組まれています。

自分がやりたいことだからこそ真剣になれるし、楽しいのだと思います。そんな自主性を育むことができるプログラミング学習の魅力に気づかせてくれた作品でした。