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【教育】20年前と現代の違い ー今の中学校・高校で学ぶことー
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東京書籍さんの技術(巻末のプログラミング手帳が侮れない)日本文教出版さん、実教出版さん

本日は少し長い文となっております。


先日Instagramでも記載したのですが、私も含めて保護者の皆様の子ども時代と今の子どもたちの時代で、一番大きく学習内容が変わっているのはプログラミングを含む「情報」に関するところだと思います:bangbang:

当然、歴史における新発見や科学の進歩など各教科ごとに変化はしているのですが、そもそも教科として増え、数学や国語と並んで受験科目の一つとなった「情報」は大きな変化です。

以前は必修ではなく選択で学んだり専門的であったりしたので、触れてこなかった人も多いところでした。

個人的にも20年前、選択授業で軽い気持ちでC++言語授業を選んだとき、周りにわかる人がいなくて課題に四苦八苦した思い出があります:sweat_smile:

しかし、現在は中学校では技術・家庭分野の1単元として、高校では情報Ⅰという教科として、どちらも全員が学ぶ必修となっています。

では、実際どんなことを学ぶのでしょうか:books:

簡単にまとめてみました。


【中学校では技術・家庭科目の情報単元として必修化】

・教科書は3種類ほどあります。学校により採択教科書が異なります。

・現代の情報社会の基礎知識や課題解決方法を学びます。

・学校にもよりますが、ScratchやJAVAなどで簡単なプログラミングまで学習しているようです。

・宿題でScratchの課題が出る学校も増えています。


【高校では独立した1科目として「情報Ⅰ」が必修化】

・教科書は6種類ほど。

・リテラシーから各種ソフトの使い方、思考法からデータ活用まで、大人でも難しい内容をかなり幅広く学びます。

・PythonやJavaScriptなどを使用したコード入力によるプログラミングまで学習していきます。


私も今年の全ての教科書に目を通しましたが、正直最初は情報量の多さ、学習内容の幅広さに驚かされました!

世の中にある様々な仕組みや、思考方法や思考ツールなどまで、大人でも勉強になります:eyes:

さらに、高校ではプログラミングのコード入力、コードの読み取りも当たり前のようになって出てきていて、時代の変化を感じます。


今後もこの情報学習がなくなることは考えにくい社会です。

では、これからどんな課題が考えられるでしょうか:question:


【これから課題になりそうなこと】

・今の保護者世代から見ると学習内容が専門的で、家庭で教えることが難しい場合がある。

・論理的思考力を養っておかないと、プログラムを読み始める中学校から苦手意識が高まってしまう恐れがある。

・使用される教科書によっては、中学校と高校でなかなかレベル差がある。そのため、進学した中学校と高校によっては、高校のプログラミング学習で壁を感じる子が出てくる。

・プログラミング学習やパソコン操作は慣れるまでに時間を要するため、後から追い上げるとなった場合に、非常に苦労するケースが考えられる。

・大学受験を見据えるのであれば、「情報Ⅰ」に取り組む時間を後半にすると他教科の学習時間を圧迫することになってしまう。


といろいろ考えられます。実際にもうそうした声があります。

そして何より…

せっかく楽しいプログラミングが、苦痛や負担になってしまう恐れが!!


わからないまま「こうしろ」という指示のもとに作るのは、あまり楽しくないですよね。

本当にもったいないです。

だからこそ、中学校や高校で本格的に課題として取り組む前に、誰もが楽しく学ぶ時間をもてることが大切だと感じています。

特に、プログラミング教育は早めにしておいてメリットが大きく、デメリットはかなり少ないと言われています。

具体的には、

【プログラミングを早くから学ぶことで、子どもたちが得るメリット】

・小さなうちから楽しく学ぶことで得意科目にしやすく、学習ギャップやつまずきは起きにくくなる。

・早い段階でパソコンとプログラミングの力を育んでおくと、作業スピードと理解力が向上して後々使える時間は周りと比べて必ず多くなる。

・プロから正しい知識を身につけることで、自分自身を守る力を高めて、情報に関わるトラブルを回避しやすくなる。

・他教科に比べて先どり学習がしやすく、自学自習の力が伸びる。さらに、論理的思考や読解力の向上などから、その他の教科である国語、数学、英語などの成績も伸びやすい

・考え:laughing:方などに慣れておくと、プログラミング学習から離れる時期があっても、再び学ぶときの苦労は軽減される。


という点でしょうか。これらもすでにいくつもの実績がある話です。

一番は、

楽しいプログラミング学習のまま進んで、自分の強みになる!!


プログラミングはイメージとしては、どちらかというと運動、例えば「自転車の乗り方」に感覚は近いと思います。

・上達するには少し時間を要するけど、誰もがやればある程度楽しくできるようになる。

・最初に乗る時期に決まりはないけど、年長以降は親御さんのもとで早すぎるということはない。

・小さいころに乗れるようになっていれば、大人になって久しぶりでも乗り方を体が覚えている。

これがプログラミングでも同じ感覚です。

だからこそ、中学入学までに楽しく正しく触れておくことが本当に効果的だと考えられています。



基礎さえ学んでおけば、途中で離れても必ず子どもたちの力になります。

やらないことで、先々、後悔することはあるかも。

でも時間があるうちに、触れられるうちに、やっておいて後悔することはないと思います。

中学校・高校で学び大学入試にもなっている時代、ぜひその時には学習が楽しい・得意と思って進んでいけるお子さんになっていてほしいと願っております。

(もちろん、当校の子たちは絶対そうなる自信があります!:laughing:


長くなりましたが、何か疑問点などあれば、いつでもご相談ください。

また、先の教科書は本校舎でも見ることができます。

閲覧希望の方はいつでも手に取っていただければと思います。

お待ちしています!