こんにちは、こんばんは。
今日も理由もなくウキウキしている漆川です。
だいたい毎日ご機嫌です。
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今週は、勉強関係の話題をもう一つ。
県内高校入試についてご紹介します。
「成績どれくらい必要?」「内申点って何?」と
不安を抱える中学生の保護者さん、かなり多いと思います。
高校入試は自治体ごとにルールが大きく異なります。
各学校で保護者向けに説明があれば良いのですが
意外と保護者が知る機会が少ない”入試基本情報”
そこで今回は、岡山県ならではの
“内申点の仕組み”と“筆記試験とのバランス”を
保護者目線でわかりやすく解説します。
誤解を恐れず、合格の目安もズバッと記載しますね。

■3年の努力の結晶!内申点は200点満点
岡山県の公立高校一般入試では、
「学力試験+内申点」で合否が決まります。
内申点の計算方法は以下の通りです。
・中1:9教科×5点=45点
・中2:9教科×5点=45点
・中3(5教科):5教科×5点×2=50点
・中3(実技4教科):4教科×5点×3=60点
それぞれの合計で200点満点となります。
「部活が終わってから中3で頑張れば挽回できる」
という考え方は少し危ういです。
中1・中2の内申がすでに90点分(45%)を占めるため、
早い段階から授業・課題提出を大切にする必要があります。
特に、宿題や課題提出は内申点に直結します。
もし勉強が苦手でも提出物をきちんと出して
先生に信頼されることは受験時に大きな強みになります。

■ 副教科の「1」は要注意
岡山県では、特別入試や私立推薦入試では
「1」が一つでもあると不合格になるケースが多いです。
気を抜かず、副教科の評価を下げないことが重要です。
ちなみに私は体育が超苦手です。
どれほど苦手かというと、
「漆川はどうしてそんなに動かないんだ」
「頼むから普通に体育に参加してくれ」
と体育の先生が泣き出すほどです。
■ 公立高校の目安ライン
倉敷エリアでは、以下の点数が合格目安です。
(学科試験=500点満点/内申=200点満点)
・倉敷青陵 学科420点/内申180点
・倉敷南 学科370点/内申170点
・総社南 学科340点/内申155点
・倉敷商業 学科250点/内申140点
・倉敷工業 学科200点/内申120点
*合格安全圏よりで設定しています。
*あくまで自塾過去データを基にした経験則です。
*倍率や入試要項を考慮して慎重に判断してください。

(総社南高校)
■ 私立高校の入試ルールもチェック
例えば就実高校の特別進学アドバンスコースでは、
専願で内申35(併願37)以上が受験資格です(2025.11時点)。
*この場合は9教科の評定(5段階)をすべて足し算した合計値
このように、受験資格として
内申条件を設定している学校も多いです。
基準以下だと受験することがが出来ない!
基準を満たせば、ほぼ面接のみで合格が狙えます。
■ 中学校の「定期テスト難化」に要注意
中学生の定期テストが全国的に難化しています。
特に英語は一気に学習範囲が広がり、
中1から文法・単語レベルが大きく上がりました。
文科省調査では2022年以降、全国の公立中学校の約8割で
中1英語の平均点が70点未満となっています。
50点台という学校も多く、倉敷・総社でも同じ傾向です。
得点アップの鍵は、単語を「書いて覚える」こと。
「書くこと」は、文系教科全体の基礎力を底上げします。
モヤモヤ悩むなら、僕を信じて書きまくってください。
国語・英語・書く・絶対・見るだけ・だめ・約束!!

■ 校外模試を受けてみよう!
効率よく勉強をするために、ぜひ模試を受けてほしいです。
学校の学力診断テストでも良いのですが、
より細かなデータが欲しいので、塾などで実施されている
校外模試を受けることをおススメします!
模試の雰囲気を経験することも大切ですしね。
必要でしたら地域に合った模試や会場をご案内します。
中1,2年は進研S模試、
中3はおかやまV模試などを推奨します。
■ 岡山県の「特別入試」「推薦入試」って?
一般入試のほかに、「特別入試」や「推薦入試」もあります。
筆記試験の点数だけでなく、内申・面接・小論文・実技など
総合的に評価する入試方法です。
【選考方法の一例】
・面接
・小論文(作文)
・実技(美術・音楽・体育系など)
・学力検査(3教科など)
定員の3割超がこの方式で選抜される高校も多いです。
特入で不合格でも、一般入試で再チャレンジが可能です。
制度が分かりにくいときは、まずはご相談ください。
■ 「全県」とは?
岡山県の高校入試で言う「全県」とは、
県内どこからでも志願できる制度のことです。
岡山県では以前、「岡山・倉敷・東備・西備・備北・美作」
の6つの学区がありました。
2019年度から学区制が廃止され、
倉敷の生徒が岡山の高校を受けることも、
津山の生徒が総社南を受けることも可能になりました。
ただし、地域枠(学区内出身者を優先する方式)
が残っている高校も多いので要注意。
全県枠か地域枠かで実質的な
合格難易度が変わるので気を付けましょう。
志望校を選ぶ際は「通いやすさ」と「学校の特色」
その両方をしっかり考えることが大切です。
詳しい資料はこちら→→
■ まとめ:情報戦に負けない準備を
岡山県の高校入試は、総合力で評価される入試です。
授業態度・課題提出・小テストの積み重ねが
最大の合格対策になります。
お子さまがどんなペースでも、
正しい方向に努力すれば必ず伸びます。
受験は「勝負」ではなく「成長の時間」。
他人と比べるのではなく、
昨日の自分と比べて成長してほしいですね。
教育というのは素敵なもので、
本質的にに前向き・明るい話ばかりです。
「このままだとこうなる」という伝え方よりも、
「これが出来たらこんな未来が待っているよ」
という視点を大切にサポートしたいです。
大丈夫、僕は教育指導に自信がありますから。
さぁ一緒に頑張る彼ら彼女らを応援しましょう!

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しつかわ
*本ブログ執筆には、トライプラス総社校の野口氏にご協力頂きました。ありがとうございました!!
