みなさんこんにちはこんばんは。
卵パックを床に落としました。
「えっぐぃ」

さて、本日は今時受験生に必須の
「志望理由書」、「面接練習」について
ご紹介させてください。
最近の大学受験や高校入試では推薦入試が
物凄く増えています。
大学受験の場合、感覚的には10人受験生がいたら半分以上は推薦です。
そして高校受験や大学推薦入試では、ほぼ全員が
「志望理由書」と言うものを書かなくてはいけません。
iTeen倉敷駅前校では志望理由書を一緒に作成したり、
添削したり、面接練習(英語面接や物理や数学の口頭試問や模擬授業形式面接もOK)などを実施しています。
少し早い今から心の準備をしましょう!
今日は面接官をしていたからこそわかる、
面接対策 秘密のコツをお伝えしたいです!
① 読みやすく、オリジナリティがあるもの
面接官は何十人分という資料を読み込み、面接をします。
誤字脱字は論外ですが、一文が長かったり、
生意気さを感じたり、起承転結がややこしいだけで
一気に読む気が無くなります。
独りよがりな文章ほど、
読んでいて苦しいことはありません。
読む人の気持ちを考えて書くことが強く求められます。
あと、読んでいる人は殆どが近視老眼です。笑
おじさんは目が滑るので(目で文字を追いにくい)、
きれいな字で句読点を上手く使って欲しいものです。
不思議なもので、一度でも「?」と思った文章は、
その後全て否定的に読み進めてしまうものです。
一番良いのは、スラスラと内容が入ってくること。
なおかつ、オリジナルのアクセントが効いていること。
他の子と比べて「この子はココが良いよね」と言う点があると加点しやすいです!
例えば、地域の子ども向けボランティア活動、
SDGsに絡めた取り組み、部活動、海外旅行経験
、、、などなど。
「自分にはそんなの無い」という方も大丈夫。
無ければ今のうちに作ってしまいましょう。
パスポートがあれば、
近くの国への旅行なんて京都観光より手軽です。
我々の教室も出張授業や学童のお手伝い、
海辺ゴミ掃除などで
学生ボランティアを募っています。
iTeenだけでなく、学生ボランティアの活躍を求める企業は意外に多いものです。
気軽に相談してください。
あと、これを言ってしまうとアレなのですが、
大学の先生が好みそうな文体というものがあるのです。
感覚的なもので説明しづらいのですが、確かにある。
膨大な知識の蓄積が求められる職業に就く人たちの
インテリさ、知的好奇心、自尊心、無邪気さを上手くくすぐるとポイントが高いです。
一つ、志望理由書例を共有しますね。
(10年以上前の物なので良いでしょう)
まずは過去の実例を読み込むことです。
私の手元には過去の受験生の志望理由書が300件以上ストックされています。
落ちた志望理由書、逆転合格した志望理由書とは?
何が良くて、何が悪いか。
まず目が肥えれば、追いかけるように文章作成力も高くなります。
難しい場合には、一度ChatGPTを上手く使うのも私は賛成です。
全部丸投げはダメですが、
「この文章を読みやすく整えて」という使い方は良いんじゃないでしょうか。
要領よくまとめて合格を狙いたいですね。
② 笑顔の面接が最高!
面接官も人間です。横には同僚の先生が並んで面接を行います。
うっかり変なことは言えないし、
初対面の受験生と話しながら、将来を左右する採点作業するのは、非常に疲れます。
あと、「私が御校を志望したのは~」
「高校時代の一番の思い出は体育祭でクラスの~」
というフレーズは100万回くらい聞いた気がします。
(ダメということではないです)。
面接官も人間です。
笑顔を交えて明るく話してくれる生徒や、
ちょっとだけ冗談があるやり取りは、
疲れた日々に差し込む木洩れ日のように有難く感じるものです。
記憶にあるもので言えば、こんなやり取りがありました。
面接官: 「本学に見学に来たことはありますか?印象は?」
受験生: 「はい、オープンキャンバスに参加しました。●という印象でした。あと、、、学食でお昼を頂いたのですが、歯が抜けるくらいショウガ焼きが固かったです。」
確かに確かに!
あのショウガ焼きは、クロックスくらい固い!。
先生一同、大爆笑でした。
変に笑いを狙う必要はないですが、
「聞かれたことに応える。お互い気持ちよく会話する」。
これが最も重要です、お肉も受験生も固くなり過ぎないように。
・・・
ノウハウやコツは色々とありますが、
実は個人的には、志望理由書や面接練習に多くの時間を費やすより、
本来の勉強の実力をあげる努力に重きを置いてほしいです。
ぶっちゃけ、iTeen教室まで来て相談してくださるのが一番です。
下書きから何まで、私と一緒に手早く終わらせてしまうのが楽かもしれませんね。
・・・
以下は、僕が最も信頼する塾部門の責任者である野口のコメントです。
受験の鬼、超真面目、熱意の塊である野口の人柄が出ていますね笑
いつも生徒の指導に全力なのが彼の良いところです。
クッソ真面目なので、
「なぁ野口、志望理由書作成指導で気を付けてることある?」
って聞いたらまとめてくれました(笑)
せっかくなので、そのままご紹介させてください。
身内を褒めるのは恥ずかしいですが、
僕が親なら、絶対にこういう塾長に任せたいなって思います。
本当にすごいヤツです。
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志望理由書は
A.「どんな理由」で「どういう将来像」を思い描いてるか
B.Aを実現するために受験する学校の何を魅力に感じたか
の2点を合否を決める先生たちが見るためにあるものだと私は考えます。
そこで大事になってくるのが、志望する学校の特徴(独自のカリキュラムやイベント等)で魅力的に感じた内容を「等身大の自分」で「思い描いてる卒業後の理想の姿」を交えて表現することです。
上記の内容を踏まえて良い志望理由書と悪い志望理由書についてまとめてみました。
まずは良い志望理由書についてです。
①志望している学校や学部に興味を持ったきっかけを自身の経験を交えて書くことができている
②進学後に取り組みたい内容やカリキュラムについて、「卒業後に就きたい職業や取り組みたい活動」と「その時にどんな自分でありたいか」を交えて具体的に書くことができている
①はみなさん大なり小なり受験しようと思ったきっかけがあるので大丈夫だと思います。
②について注意してほしいポイントがあります。
理想の姿を書く時に「寄り添うことができる」や「信頼される」、「コミュニケーション」といった表現をしがちです。
これだと他の受験生と差別化が図れず、採点者の印象に残りません。
もし上記のような内容を書きたいのであれば先生や保護者のかたと対話しながらもっと掘り下げてオリジナリティのある内容にしていきましょう!
次に悪い志望理由書についてです。
①志望している学校や学部で取り組んでいる専門的内容について、大学のHPに掲載されていたり、ネットで調べた内容を要約して書いてある
②学校が推進していること(SDGs等)で志望する学部や科に関係しそうなことについて、「この内容はSDGsの○○に該当し」といったようにわざわざ説明している
③志望する学校が理念や目標としている内容をそのまま無理やり志望理由書にねじ込んでいる
④一文が長い
上記の①②③については一見、「学校のことをよく調べている」「専門分野に精通している」ように見えることから受験生の皆さんが志望理由書に書いてしまいそうな内容ですし、そういった風に書くように学校の先生が指導していることを聞くこともあります。
ただ冷静に考えてみましょう、
①②については学校(特に大学や専門学校)の先生たちはその道を何年も研究しているエキスパートです。そんな専門家の方々にこれからその専門の分野を学びたいと考えている素人の皆さんがネットで聞きかじったような内容をまとめて書いたとて、「なんてこの子は詳しいんだ!」「勉強になった!」と思うでしょうか?私だったら「(まだその分野のことについて)よく知らないやつが知ったかぶりをしているな」「わざわざ言われなくてもわかるわ」とあまりいい印象にはなりません。
例えるならば野球をしたことない小学生が大谷翔平選手にホームランの打ち方のアドバイスをしているようなものです。
③については学校の理想としている人物像に寄せて志望理由書を書くことはいいとは思いますが、あまりにもHPに書いてある文言をそのまま引用してしまうと嘘っぽくなってしまいます。もし、③の内容を盛り込みたい場合は自分の言葉で言い換えて使うようにしてみましょう!
凄い長文になってしまいました。
何かお役に立てれば幸いです。
次回はちゃんとプログラミング教室っぽいことを発信します!!すみません!
漆川