皆さん、こんにちは!
YumePro/iTeen北上校教室長のゆめとです。

9/5に文部科学省から次期学習指導要領改訂に向けた素案が公表されました!
学習指導要領は「学校教育の憲法」とも言われ、約10年ごとに見直されます。今回の改訂は、これからの時代に子どもたちが必要とする力をどう育てるか、その方向性を示すとても重要なものです。
今日はその中身を、保護者の皆さまにも分かりやすく整理してお伝えします!
改訂の3つの大きな方向性
1. 主体的・対話的で深い学び(Excellence)
「覚える」から「使いこなす」へ。
これまで以上に知識を活用する力、考えを表現する力が重視されます。単なる暗記ではなく、学んだことを他の教科や生活とつなげ、自分の力として定着させる学び方です。
2. 多様性の包摂(Equity)
学習のスピードが違う子、不登校の子、外国にルーツを持つ子、発達に特性のある子…。どの子も学びから取り残されない仕組みが求められています。
一人ひとりの「違い」を前向きにとらえ、その子に合った学びを支えることが強調されています。
3. 実現可能性の確保(Feasibility)
理想だけでなく、現場で実際にできること。
先生の負担が増えすぎないように、教材やカリキュラムの整理、デジタル化、外部の力を借りる仕組みづくりも進められます。
子どもたちに関わる具体的な変更点
情報教育の強化
・小学校:「総合的な学習の時間」に“情報の領域”を追加予定
・中学校:「技術分野」を再編し「情報・技術科(仮称)」を新設
・高校:すでに必修となった「情報Ⅰ」とつなげ、小中高一貫で学ぶ流れに
→ 読み・書き・そろばんに並ぶ“新しい基礎力”として、情報活用力が位置づけられます。プログラミング、データ活用、AI理解などが柱になっていきます。
授業時間と学習内容の整理
新しい内容を加えても、授業時数をむやみに増やさない方針です。
そのため「重複を減らす」「教科横断的に学ぶ」など、効率的な学び方にシフトしていきます。
デジタル化と個別最適化
教科書や教材がデジタル化され、一人ひとりの進度や興味に合わせた学びが可能になります。
例えば、基礎が得意な子は応用へ、つまずきがある子は繰り返し練習へ、といった学びがしやすくなります。
保護者の皆さまへのポイント
・これからの社会で必須になる力を学校が重視し始めています
→ IT・AI社会を生き抜くには「情報を正しく使う力」が欠かせません。
・どんな子も取り残さない教育が強調されています
→ お子さんの個性や特性を尊重しつつ、学びの機会が守られる方向性です。
・家庭や地域の協力がますます重要に
→ 学校だけで全てを担うのは難しいため、地域や家庭との連携が必要とされています。
YumePro/iTeen北上校として
この改訂の方向性は、私たちがこれまで大切にしてきた理念と大きく重なっています。
・プログラミングや情報教育の実践
Scratchや教育版マインクラフトで「楽しく論理的に考える力」を育成。
これから学校でも必須になる情報教育の基盤を、子どもたちはすでに楽しみながら体験しています。
・多様性に寄り添う学び
お子さん一人ひとりに合わせたペースで学べる個別指導スタイル。
発達の特性や学校生活の状況に応じた柔軟な対応をしています。
・未来につながる教育
単にゲーム感覚で終わらせるのではなく、「学んだことを社会や将来の夢と結びつける」ことを大事にしています。
私たちのモットーは、
「楽しいだけで終わらせない!楽しく未来につながる学びを!」
「夢見る心が未来を創る」
です。
今回の文部科学省の話し合いはまだ検討段階のものであり、これからも様々な変更があると思います。しかし、次期学習指導要領の改訂が子どもたちにとって追い風となるよう、私たちも引き続き全力でサポートしてまいります!
参考記事