皆さん、こんにちは!YumePro/iTeen北上校 教室長のゆめとです。

今日は、子どもたちの学びと深く関係する「GIGAスクール構想」についてお話したいと思います。
コロナ禍をきっかけに急速に進んだ教育のデジタル化。
今や、全国の小中学生に「1人1台」のタブレットが配られる時代になりました。
これは、オンライン授業の導入や個別最適な学びの実現に向けた大きな一歩でもあります。
しかし、現場ではさまざまな“想定外”も生まれています。
デジタルでできること、でも…
東京・多摩市のある小学校では、授業中に子どもたちがタブレットで要約をしたり、欠席者がオンラインで授業に参加したりと、便利な使い方が浸透しています。
その一方で、
「ノートに字を書く時間が減って、文字を丁寧に書けない子が増えてきた」
という先生方の声も上がっています。
実際にその学校では、国語の時間に“教科書を写す”「視写」の時間を設けたり、読書の時間を増やすなど、あえてアナログの学びも強化しているそうです。
保護者の不安も
「宿題のために使っていたタブレットで、つい動画を見すぎてしまう」
「1日5時間もゲーム実況を見てしまった」
という話は、全国どこでも耳にするようになってきました。
タブレットを与えること自体が悪いのではなく、“どう使うか”が問われているのだと思います。
海外でも…見直しの動き
実は、教育デジタル先進国であるスウェーデンやフィンランドでは、
「やはり紙の教材がいい」「母国語は紙で学ぶべき」と、紙教材へ戻す動きも始まっています。
テクノロジーを信じてきた国々が、「使いすぎ」に気づき始めているのかもしれません。
教育は“使い分け”がカギ
京都大学大学院の石井英真先生は、
「デジタルには中毒性があり、分かった気になりやすい」
「異なる価値観との対話が減り、思考が浅くなることもある」
と警鐘を鳴らしています。
一方で、
「ノートに手で書くことは全身運動。深い学びにはアナログが強い」
とも話しています。
YumePro/iTeen北上校では
私たちの教室では、教育版マインクラフトやScratchなど、デジタルツールを活用しながらも、「紙に書く」ことや「対話する」ことも大切にしています。
例えば、
・マインクラフトの設計図は、まず紙に描いてみる
・Scratchのアイデアをノートにまとめる
・プレゼンテーションを自分の言葉で伝える練習をする
など、「デジタル×アナログ」の両立を意識した指導を行っています。
まとめ:大切なのは“バランス”と“見極め”
デジタルは素晴らしい可能性を秘めたツールです。
しかし、それに頼りすぎると、学びが浅くなることもあります。
逆に、アナログばかりでも、これからの社会で求められるスキルが身につかないかもしれません。
だからこそ、
「子ども一人ひとりにとって、どのタイミングで、どんな学び方がちょうどいいのか」
を見極めながら、柔軟に対応していくことが大切です。
YumePro/iTeen北上校では、これからもそのバランスを大切にし、子どもたちが“楽しく、でも未来につながる”学びを提供していきます!
YumePro/iTeen北上校
・住所:岩手県北上市大堤西2丁目6-5
・電話番号:0120-370-270
・メール:kitakami@iteen.jp
・教室長:佐藤 夢斗