伊丹校iTnewsの時間です。
皆さんはゲームエンジンというものをご存じだろうか。
ゲームエンジンとは、ゲームを開発するために作られた統合開発環境のことである。
簡単に訳すとゲームを開発(制作)する際に用いるいわば型みたいなものだと思ってくれたらいいと思う。
現在、大手の会社で開発に用いられている。
有名なものを上げると、米Unity TechnologiesのUnity、米Epic GamesのUnreal Engineなどがあげられる。
ほかにも一応様々なゲームエンジンが存在はしているが、市場として使われているのはこの二つがほとんどだ。
私、安部も最近はUnityを用いてゲームの製作を趣味程度に行っている。
今回、ゲームエンジンを題材に取り上げたのは、ゲームエンジンの領域はゲームだけでは収まらなくなってきたということを知ったからだ。
わかりやすく身近なもので例を挙げるとすると映画におけるバーチャルプロダクションがそれにあたる。
バーチャルプロダクションとは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムエンジンを組み合わせた撮影手法のひとつで、 3DCGを中心としたバーチャル背景を大型LEDディスプレイに表示し、現実空間にあるオブジェクトや人物をカメラで再撮影することで、後処理なくCGと実写を組みあわせた映像制作ができる技術のことだ。
要するに、あたかも目的のロケーションで撮影したかのような映像を作り出せる技術のことだ。
ではバーチャルプロダクションとゲームエンジンにどういった関係性があるのかというと、バーチャルプロダクションには、「リアルタイムに高画質のCGを活用する」技術が必要になる。そこで使われているのがゲームエンジンなのだ。
その他にもAR「Augmented Reality」とかVR「Virtual Reality」という言葉をおそらく最近になって耳にする機会が増えたと思う。
それらもゲームエンジンでの開発が基本になっている。
今後ゲームエンジンの需要はどんどん増えていくのが必然だと思う。
今のうちにプログラミング含めこういった技術を学習しておくと将来的にかなり役に立つかもしれないですね。