皆様こんにちは。隣のパン屋さんの香りに日々耐えている船堀校の内山です。
さて、ここ最近というわけでもないのですが、子供に対する悩みで結構相談されるものに
「うちの子はゲームばっかりやって他のことを全くやらない」があります。
当校へいらしてくれるお母様の悩みはとても真剣で、身につまされます。
今回はそのことについて書いてみたいと思います。
■他のことをやらない子供
先に申し上げておきますと、「こうすれば解決しますよ!しかも完璧に!私にお任せあれ!」という記事ではなく、お子さんに合わせて管理はしていかないといけませんよ、というお話です。
私はゲーム否定はしませんが、「他の事をやらない」ということの方が気になります。
つまり有限である子供の行動力の大半をゲーム、スマホに割かれているという状況は、当たり前ですがよろしくないということです。
他のこととは、勉強やスポーツ、遊びだったりと様々です。
なぜよろしくないと考えるかと言えば、他に触れるべき遊びや学びへの機会損失を起こしている可能性があるからです。
子供はバランスが大切だと考えてます。特に小学校中学年くらいまでは。
中学年くらいまでは色々なものに触れ、そこから得意分野を広げていってほしいと思ってますが、これは様々ご家庭の方針があると思います。
それこそ幼稚園から何かの英才教育をされるご家庭もありますが、そのような場合はここでのお話の対象外ですよね。
あくまで一般的な子供のお話をしてます。
話を戻しますと、例えば教育に強いマイクラでも同じで、「マイクラばっかりやって他の事をやらない」と主語が置き換わっただけで、結局そればかりになってますよね。
「うちの子はゲームといってもマイクラだから、まぁ、、いっか」ではないのです。
■なぜゲームばかりになるのか
一番の理由は現在のゲームやスマホの訴求力が強すぎるということ。
子どもの好奇心を多大に刺激しますし、操作も直感的で簡単です。
ゲームの作り手も切磋琢磨していかにして受け入れてもらえるかに必死ですし、入口のハードルを下げる為スマホの場合はほとんどは無料スタートです。
ひとたび子供にスマホやゲームを解禁すれば、その瞬間から晴れて怒涛の誘惑ゲームのスタートです。
■ゲームやスマホに触れさせないことに意味は無し
誘惑ゲームがスタートしたら同時に親は管理ゲームがスタートしていきます。
この管理ゲームに負けると「もう無理、ゲーム・スマホなんて与えなければよかった」と思う時がやってきますが、現代ではそれはほぼ不可能です。
また、お母さんも日中は仕事の方も多く管理ができないケースも多々あります。
ちなみになんと数年前に香川県では条例で子供に対するネットゲームやスマホの使用制限を定めました。
これは主にゲーム依存症の低減を目的に制定されたものですがその効果は不明です。(当たり前ですが罰則はありません)
仮にゲーム・スマホ鎖国を行ったとしてもそれは先端の技術から取り残されるようなものですし、そもそも学校でタブレット支給もしているのですからむしろ正しく吸収していかなければなりません。
やはり今の状況を受け入れつつ、どのように管理していくのかは子供の性格と、家庭の方針に委ねるしかないということが大半です。
少なくとも小学生までは親がルールを決め、使用管理をする必要はあるということです。
■ルールを守らせるには
どのご家庭でもゲームに対する「ルール」はおよそ設けているものの、ルールを徹底させる為にとても労力がかかり、いつのまにか泡のように消えてしまうルール。
そしてまたルールを作るもののいつの間にか守られない。
この不毛なサイクルは管理の難しさもさることながら、子供がそのルールの意味を十分に理解できていないことも関係していることでしょう。
子どもになぜルールを守らなければならないのかを教育し、その上でご家庭内の使用ルールを徹底するということを両輪として子供にアプローチしてみてはいかがでしょうか。
iTeenではITリテラシー教育として、その怖さやルールの重要性をクイズ形式で定期的に教育するカリキュラムがあります。
■まとめ
ITデバイスを安全に使っていくことの意識を高め、依存症やそれに伴う弊害を寄せ付けず、バランスのよい生活を子供には送ってほしいと思います。
お悩みの方は是非一度ご相談ください。
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